恋の病の相談所

目と鼻の奥の方でレモンを絞ったようにキューンとしみるような感覚から始まって、訳も無く涙が出て止まらなかったり胸が詰まるような症状でお困りの方は、数ある病の中でもなかなか特効薬の無いと云われる"恋わずらい"かも知れません。
老若男女、誰もがかかる恋の病はいつの世でも、どんな人がかかっても症状や痛みは似たり寄ったりで、一度かかったからと言って免疫が出来たりする事は絶対に無く、またこの病には一切の予防策がありません。
何日も寝込んでしまったり、食事も喉を通らず胸が苦しい症状の方にはどうしても必要な薬があります。
そういった恋の病にかかり臥せっている方に効く薬、それは"愛"という名の薬です。
この薬を服用する際には必ず相手が必要で、薬はその相手から直に服用するようにして下さい。
尚、服用させてくれる相手は病の直接の原因である異性が一番適当ですが、もしその相手に服用させてもらう事が不可能な場合には身近な同性や心を汲んでくれる友人であっても構いません。しかし、その際の効果の程が少々落ちる事は止むを得ません。
服用の際の諸注意は、恋の病の経験者およびあなたの最も親しい心の先駆者諸兄のアドバイスを良く聞いて服用するようにして下さい。
まれに一度の服用で直る方もいますが、再度にわたり胸の痛みが起こり始めたり涙が止まらなくなった時には何度でも服用して結構です。
特に胸に激しい痛みをともなう方や、その他の症状がひどくてお困りの方が緊急を要する時は『恋の病・相談係り』までご連絡下さい。
場合によっては恋の相談員がお宅へお邪魔し、一時的にあなたの痛みを和らげる『癒しのカクテル』を処方してさし上げるかもしれません。

 相談員に連絡!